【コラム】ならし運転

バイクの新車を降ろした時のならし運転。
新車を買ったオーナーの特権です。ワクワクするのは私だけでないはず。

でも、ならし運転については、「今どきは不要!」という意見があったり、「機械ものなんだから、やっぱり必要」という意見があったり、意見が二分します。
どっちが正しいか?なんて、同一条件で組み上げられた複数台のマシンで実地検証するしか検証できないわけで、ユーザーレベルでは実質答えは出せません。

従って、メーカーが推奨する方法以外は自己判断でね!
という程度で収めるのが、妥当な落とし所と思います。
結局、ならしの結果は、良し悪し全てをマシンオーナーが負うわけですから。

MT-09取扱説明書には、次のように「ならし運転のしかた」が記載されています。

初回1か月目(または1000km走行時)の点検までは、ならし運転をしてください。
ならし運転中はエンジン回転数を6800r/min以下で走行してください。また、不要な空ぶかしや急加速、急減速はしないでください。
ならし運転を行うと車の寿命を延ばします。

ならし運転はエンジンだけじゃない

それよりも、ならし運転はエンジンだけではないんだよ、と主張したい!

チェーン・ミッション・サスペンションなど可動部のすり合わせ、ブレーキへの熱入れ、タイヤの皮むきなどに加えて、乗り手がマシンのことを理解することも、広い意味で「ならし」を捉えた方が良いと考えています。

ライダーとマシンとの距離を縮めて、意思疎通できるようにするには、どうしても時間はかかります。
一般的に言われる1,000kmという距離は長いようですが、いろんな意味で妥当なんじゃないかな?と思いますよ。

MT-09でやったならし

今回kurokiが、MT-09でやったならし運転を、参考までにご紹介します。

100kmまでは低負荷・定速走行を。タイヤの皮むきを意識しつつ(つまり、スリップダウンしないように注意しながら)走行します。
100km~500kmは6,000rpm以下をキープして、ペースは上げない走行を。ブレーキは長めにかけて、コーナリング時の速度をいつもより落とします。サスを動かし、ブレーキに熱を入れることをイメージしつつ。
500km~1,000kmは8,000rpm以下をキープしますが、峠道では普段通りペースで走ります。ブレーキは長めに強めにかけていくことを心がけました。
1,000km超えたら、初回点検とオイル交換でならし完了!

としたはずだったのですが、外装のならしまでヤっちゃいました。てへへ(^^;;

コメント

  1. JUN より:

    はじめまして、お邪魔します。
    最近MT-09に乗り出したので09乗りのブログを見て回ってます。
    僕も慣らしが終わってこれから初回点検してもらうところです。
    慣らし中はaモードを殆ど封印してたので点検後が楽しみです!
    点検を終えて、燃費や走りの面で何か変わった印象ありますか?

    • kuroki より:

      JUNさん、はじめまして!
      MT-09のAモードは、最初は「マジデスカ−!」と思うぐらい、ふりほどかれそうな加速でビックリしましたよ(^^;; 封印をといて本気走りするのが、楽しみですね!
      ちなみに、初回点検後に何か変わったかというと…新品オイルのお陰でシャッキリしたぐらいで、特に何も…という感じでした。