MT-09を購入して、そろそろ1年が経過しようとしています。
今まで吊るしに近い状態で乗っていましたが、MT-09用のパーツもぼちぼち出揃い、またノウハウも揃いつつある状況になりましたので、本格的にカスタムを開始しようと思います。
カスタム第一弾は、操作系の改善からです。
操作系改善メニュー
フロントブレーキのマスターシリンダーを、ラジアルマウントのマスターに変更すると、ブレーキコントロールが格段にやりやすくなります。
かつてTRX850で変更してみたのですが、スイッチのようにカチッと効くブレーキが、ジュワーッと滑らかに効くブレーキに変貌して感動しました。ブレーキの強弱がつけやすくなるのです。特に奥まで握りこんだ時や、ブレーキをスッとリリースした時が顕著に感じられます。「ああ、ラジポンにしてよかった」としみじみ思うほどです。
MT-09では、残念ながらラジアルマスター非搭載。ひとえにコスト低減のためです(袖ヶ浦の試乗会で伺いました)。
さっさとラジアルマスターに交換したかったのですが、ABS搭載車はブレーキマスターの交換が難しいという事情がありました。
ABSユニット部分のエア抜きがとても大変なのだそうです。作業を受け付けないショップさえ、あると聞きます。
そんな折、YSP杉並南のblogで「YZF-R1のラジアルマスターシリンダーの装着報告」がありました。だったらkuroki号にもお願いしたい~!ということで、メカニック池谷さんにお願いしちゃいました。
ハンドル幅についても、幅が広すぎると感じていたので、カットを依頼。
他社製のハンドルだと上体が起きるポジションになるそうなので、低めのポジションが好みの私は、純正ハンドルを加工することを依頼しました。
ついでに、HONDAスポーツグリップヒーターも装着です。手と腰は防寒対策のキモですからね!
ファーストインプレッション
マシンが仕上がったと連絡を受けて、YSP杉並南へ引き取りに行きます。
YZF-R1ラジアルマスターシリンダー装着図。かつての愛車の純正部品だけに、懐かしい感じを覚えます。
別体式のリザーバータンクのレーシーなルックスが好きです。やっぱこうでないとね!
練馬の自宅へ戻る道すがら、更新箇所をチェックします。
フロントブレーキのフィーリングは、求めていた状態になりました!
ジュワーッと滑らかに効力が立ち上がります。握りこんだ奥の方でも操作ができる証拠として、停車寸前の微妙な速度のコントロールを、フロントブレーキだけでやりきれます。
ブレーキがこれだけ良くなれば、次はフロントサスもYZF-R1っぽい落ち着いたフィーリングにしたくなりますね。
短くカットされたハンドルも、実にいい塩梅でシックリきます。
やっぱり私には、モタード的なポジションよりも、伝統的なスポーツバイクのポジションの方が好みです。バックステップも入れて、足元のポジションを調整したいところです。
スポーツグリップヒーターは、今までのグリップと遜色ないぐらい細身でいい感じです。握ったときの違和感はありません。
暖かさは3段階で調整可能。一番強いレベル3だとアチチとなるぐらい。これなら真冬でも効果を発揮しそうです。
これでkurokiのカスタム熱に一気に火がついた感じ。この勢いで、温めていたプランを一気に実現しようじゃないかと思います!
コメント
こんにちは、お尋ねしたい事がございまして、コメントさせて頂きました。MT09のABSに乗ってますが、R1のマスターは、何年式の物をお使いになられましたか?後、ブレーキホースは、純正のままで装着可能でしょうか、教えて頂けるとありがたいです。
質問にお応えしますね。
マスターは09年式のYZF-R1で、ホースはMT-09純正を転用しています。
担当メカニック曰く、エアを咬まないように周到な準備をして一息に差し替えたそうです。もし失敗した場合は、超面倒なエア抜き作業が待っているそうです…。
ですので、なるべくノウハウ豊富なショップに依頼することをオススメします。
ご返答、ありがとうございます。了解いたしました。
いつも楽しく拝見しています。
私もカスタムの方向性がほぼ同じの為、非常に参考になります。
質問ですがブレーキホースの取り回しはどのように変更しましたか?
教えて頂ければ幸いです。
dsgnさん、はじめまして。
いつもご覧いただきありがとうございます。
さて、ブレーキホースの取り回しですが、ショートスクリーンのマウントベースの中を通していたところを、右の外側を通すように変更してあります。
気にしてなかったので、YSP杉並南の担当メカさんに確認しちゃいました。
ご返答ありがとうございます。
わざわざ確認までしてもらってスミマセン!
ラジポンそしてサスと勝手に後追いさせてもらってます!