ライディングテクニックについて書かれた記事が、バイク雑誌を賑わしています。
ネット上にも、いろんなライテク情報があふれています。
目から鱗が落ちるような情報もあれば、それは違うだろ!とツッコミたくなるガセもあり、まさに玉石混交の様相。
kuroki自身も、ライテク記事を信じて試行錯誤した経験があります。
残念ながら、ちっとも上達しなくてね。すっごくすっごく悩みましたけど、おかげで自分にためになる情報の見分け方がわかってきました。
この経験で得た知見が、今回のテーマです。
※ハングオフのヒントもあわせてお読みください
ライテクとは「コツ」のこと
ライディングテクニックとは、バイクを上手く動かすためのコツと言えます。
主観・感覚を言語化したものなので、人によってコツの表現が大きく異ることがあります。つまりブレが大きい。
ライテク記事ごとに書いてあることが違っていても、ある意味当然なのです。
今までの経験上、ライテク記事を頼りに上達を目指すのは、オススメしません。
その理由を、これから説明します。
ライディングはスポーツです
野球や水泳など、学校で教わったスポーツを思い出してください。
先生やコーチからやり方を見せてもらい、アドバイスをもらいながら反復練習を続けませんでしたか?
バイクのライディングだって、同じことです。スポーツなのですから。
第三者に自分の走りを見てもらい、アドバイスを受けて、反復練習を繰り返すことが、上達のセオリーです。
ライテク記事を頼りに自力でがんばる方法は、自分の走りをチェックできないため、無用な試行錯誤を繰り返しがちです。
自分の走りを動画で撮影してチェックする方法もありますが、肝心の何を改善すればいいかわからない場合が多いです。
つまり、自分の走りをチェックしてくれて、アドバイスをもらえる環境を整えることが、回り道のようで近道なのです。
師匠を見つけよう
このような環境を探しているうちに、きっと師匠と呼べる人に出逢えるはずです。
ちなみにkurokiの師匠は、次の方々です。
- Y’s FACTORYの米原店長
- kurokiにスポーツライディングの初歩を教えてくれた人。
- 今はバイクライフにおけるナビゲーター的存在です。
- HMSのインストラクター
- kurokiの公道走行における指標となっています。
- 受講するたびに、ライディングの基礎を見直せます。
- 宇井陽一選手
- kurokiのサーキット走行における指標となっています。
- 宇井選手のウィズランライディングスクールには、わずかしか参加できでいませんが、受けた教えは深く刻まれています。
師匠からの教えは、今すぐ実現できなくても、繰り返し繰り返し思い出して、定着させるようにしています。
そして、師匠の教えと比較してどうか?という観点で、ライテク記事を読むようにしています。
違うようなら読み流し、近いようなら深読みして定着の助けにするのです。
ライディングは物理現象への作用です
二本のタイヤが路面をグリップするから、バイクは走ることができます。
ハンドルを切って、前輪に抵抗ができるから、バイクは曲がり始めます。
ライディングとは、こういった物理現象に作用することです。
アクセルを開閉したり、ハンドルを切ったり、ブレーキをかけたりして、バイクに何らかの変化を与え続けることが、ライディングの正体です。
なのでkurokiは、バイクが走るときに発生する物理現象をしっかり説明しているライテク記事を選んでいます。
主観・感覚を言語化したコツと比べて、表現にブレが少ないのです。
そして、師匠の教えと物理現象を結びつけましょう。
読み込んで、走りこんで、考えて。
地道な繰り返しの連続によって、「ああ!こういうことか!」とわかったときは、階段を一段登れた達成感を味わえます。
もっとも、物理現象って見極めるのが難しいですけどね…。
まとめ
- 師匠を見つけて、教えを噛み砕いて理解して、身体に定着させる
- 物理現象の理解に努める
以上を実施して、自分自身のリテラシーを上げること。
これが、kurokiがやっている玉石混交への対処方法です。
迷える方への一助になれば嬉しいです。
そして、もっといい方法があれば、教えてくださるとありがたい!
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